【早見表あり!】障害者の「就労支援」とは?種類・対象者・あなたに合う選び方を完全ガイド

「障害者枠で働きたいけれど、自分に合う仕事がわからない…」
「体調に波があって、長く働き続けられるか不安…」
「面接で、自分の特性や必要な配慮をどう伝えればいいの?」

転職や就職を考えたとき、このような悩みを抱えていませんか?
でも、安心してください。あなたが一人で全てを抱え込む必要はありません。障害のある方の「働きたい」という思いを、就職準備から入社後の定着まで全力でサポートしてくれるのが「就労支援」という仕組みです。

この記事では、障害者雇用のリアルを知り尽くしたDIエージェントが、就労支援の種類や対象者、そして「失敗しないサービスの選び方」まで、わかりやすく解説します。あなたらしいキャリアを築くための第一歩を、一緒に踏み出しましょう!

障害者の就労支援で受けられる「4つのステップ」

障害者の就労支援で受けられる「4つのステップ」

就労支援最大のメリットは、「点」ではなく「線」であなたをサポートしてくれることです。無理なく最短ルートで就職を成功させるために、支援は以下の4つの段階で進んでいきます。

ステップ1:就職準備(心身の土台づくり)

まずは「働ける状態」を作ることが最優先です。決まった時間に起きる、外出する、集中するといった生活リズムを整えます。また、服薬管理や「どんな時に疲れやすいか」を自己理解し、体調を崩さないためのコントロール方法を一緒に見つけていきます。

ステップ2:職業スキル訓練・実習(できることを増やす)

事務職志望ならPC操作の正確性、IT系ならプログラミングなど、希望する職種で活かせるスキルを身につけます。実際の職場を体験する「企業実習」を通して、自分に合った働き方や必要な配慮を明確にしていきます。

ステップ3:就職活動支援(内定を勝ち取る)

あなたの希望や特性に合った求人を一緒に探し、履歴書・職務経歴書の作成をサポートします。面接対策では、「障害の状況」「企業にお願いしたい合理的配慮」を、企業側が安心して受け入れられるよう、ポジティブかつ具体的に伝える方法を練習します。

ステップ4:就職後の定着支援(長く働き続けるために)

無事に就職した後もサポートは続きます。「仕事の量が多い」「人間関係で悩んでいる」といった小さなズレを、面談を通して早期に発見したうえで、必要に応じて支援員が企業との間に入って環境調整を行い、長く安定して働けるように伴走します。

 
キャリアアドバイザー
企業の人事担当者様も、『どんな配慮があれば能力を発揮してもらえるか』を知りたがっています。
就労支援を通じて自分の『取扱説明書』を作っておくことが、面接通過の大きな武器になりますよ!

実際に就労支援を利用して「完全在宅」での就職を叶えた事例

実際に就労支援を利用して「完全在宅」での就職を叶えた事例

「本当に就職できるの?」「働き続けられるか不安…」という方もいらっしゃると思います。 ここで、D&Iが運営する、在宅訓練が可能な就労移行支援事業所「ワークイズを通じて、自分らしい働き方を見つけた方の事例をご紹介します。

事例①:企業での就労経験ゼロから、ITスキルを身につけ就職!
【30代・女性/ASD、気分変調症】
  • 支援前:「企業での就労経験無し」「臨機応変な対応が苦手」「考えすぎてしまい、疲れやすく気分も落ち込みやすい」
  • 支援内容:PCスキルや気持ちの切り替え方を習得。週3日から開始し、3ヶ月で週5日まで訓練日数を伸ばして自信をつける
  • 支援後:12ヶ月の訓練を経て、完全在宅勤務で就職!現在も2年継続中
事例②:未経験の不安を乗り越え、自分に合う仕事を発見!
【30代・男性/ADHD、不安障害】
  • 支援前:「どんな仕事が自分にあっているかわからない」「在宅で働いてみたいけど未経験で自信がない」
  • 支援内容:カリキュラムを通じて自己理解を深める。自社システムを使った在宅訓練でこまめなサポートを受け、実習を通じて自信をつける
  • 支援後:PCスキルを活かし、完全在宅で就職!現在も1年継続中
事例③:早期退職の過去を乗り越え、長期就業を実現!
【40代・女性/双極性障害】
  • 支援前:「事務経験はあるものの仕事が続かない」「障害者雇用でも働いてみたが半年で退職してしまった」
  • 支援内容:障害への理解とストレスコントロール方法の習得。就職後の定着支援を活用し、不安を早期に解消できる体制を構築
  • 支援後:8ヶ月で完全在宅での就職!現在も2年半継続中

【早見表】就労支援サービスの種類と選び方

【早見表】就労支援サービスの種類と選び方

就労支援には、目的に応じていくつかの種類があります。今のご自身の状態や、目指すゴールに合わせて選びましょう。

サービス名こんな方におすすめ主な特徴・目的
就労移行支援一般企業へ就職したい方就職に向けたスキルトレーニングや就職活動のサポートを行う。原則2年間利用可能。
就労継続支援A型支援を受けながら、お給料をもらって働きたい方事業所と雇用契約を結び、最低賃金以上の給与をもらいながら働く経験を積める。
就労継続支援B型自分のペースで、少しずつ働くことに慣れたい方雇用契約は結ばず、体調に合わせて通いながら軽作業などを行い、工賃を受け取る。
就労定着支援就職後、長く働き続けられるか不安な方一般就労に移行した方が、職場で抱える悩みや課題を解決し、定着できるようサポートする。

対象となる方

就労支援は、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病などにより、働くことに不安や困難がある方が対象です。障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書や意見書があれば利用できる場合があります。「自分は対象になるのかな?」と迷ったら、まずは自治体の窓口や支援機関に相談してみましょう。

利用にかかる費用(自己負担)

障害福祉サービスの利用料は、原則1割負担ですが、前年の世帯所得に応じて月額の上限額が設定されています

実際には、多くの方が「自己負担0円(無料)」で利用されています。

※ただし、交通費や昼食代、資格取得のテキスト代などは実費負担となるケースが多いため、事前に確認しておきましょう。

失敗しない!相談窓口と事業所選びのポイント

失敗しない!相談窓口と事業所選びのポイント

就労に向けた一歩を踏み出すための、主な相談先と選び方のコツをご紹介します。

主な相談窓口

目的に合わせて窓口を使い分けるか、すべてを総合的にサポートできる転職エージェントに頼るのがおすすめです。

  • ハローワーク
    求人探しや職業相談の入口として。
  • 障害者就業・生活支援センター
    仕事だけでなく、生活面や金銭管理など、生活基盤の悩みも併せて相談したい場合に。
  • 市町村の福祉担当窓口
    サービスの利用申請や、受給者証の発行手続きを行う場所。
  • DIエージェント(転職エージェント)
    キャリア相談、非公開求人の紹介、書類添削、面接対策ら入社後のフォローまで、無料でトータルサポートを受けたい方に。

事業所選びの3つのチェックポイント

  1. 目的に合った支援・実績があるか
    事務職、IT職など、自分の目指すキャリアに必要なスキルが学べるか。 また、希望する業界への「就職実績」や「定着率」を確認しましょう。
  2. 在宅支援の運用ルールは明確か
    最近は在宅での訓練も増えていますが、国や自治体のルールが厳格化しています。
    「ただ自宅で自習するだけ」になっていないか、定期的な面談や評価体制が整っているかを確認することが重要です。
  3. 見学・体験利用で「相性」を確かめる
    ホームページの情報だけで決めかねる場合は、実際に事業所に足を運び(またはオンラインで見学し)、支援員の雰囲気や通いやすさ、自分に合うペースで進められそうかを肌で感じてから決断しましょう。

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次の一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう

次の一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう

障害のある方の就労支援は、あなたが「あなたらしく、長く安心して働く」ための心強い味方です。一人で求人票を眺めて悩む前に、まずは専門家に悩みを打ち明けてみませんか?

DIエージェントでは、障害者雇用に精通した専任のキャリアアドバイザーが、あなたのお悩みや希望にしっかり寄り添い、最適なキャリアプランをご提案します。「まだ転職するか決めていない」「まずは話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です。

あなたの持つ可能性を広げ、企業と繋ぐ架け橋として、私たちが全力で伴走します。ぜひお気軽にご相談ください!

監修:東郷 佑紀
大学卒業後、日系コンサルティングファームに入社。その後(株)D&Iに転職して以来約10年間、障害者雇用コンサルタント、キャリアアドバイザーを歴任し、 障害・年齢を問わず約3000名の就職支援を担当。