障害者雇用の求人票で見るべき10項目!自分に合う会社の探し方を完全ガイド

「障害者雇用の探し方が分からない」「ハローワークや求人サイトを見ても自分に合う求人の絞り方が分からず不安…」そんなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、年間多数の支援実績をもとに、障害者雇用枠での転職成功事例を分析した結果を交えながら、自分にとって最高の企業に出会うためのポイントを解説します。求人サイトを開く前に、ぜひ全体像を把握しましょう!

障害者雇用枠の求人の探し方と選び方の全体像

いきなり手段を選ぶ前に、まずは全体の流れや選択肢を把握することが大切です。全体像を知ることで、自分がどこから始めればよいかが明確になります。

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自分の障害特性と希望条件を整理する

自分に合う求人の探し方を知るためには、まずご自身の障害特性や働き方の希望(在宅・時短など)を整理することが重要です。これを最初に行うことで、後続の検索条件の設定がスムーズになります。

一般枠と障害者雇用枠の違いを理解する

一般枠との違いを理解したうえで、自分に合う働き方を選択しましょう。一般枠で応募し、内定後に障害を開示したことで内定が取り消しになったケースも残念ながらあるようです。厚生労働省などの公的機関による調査・報告書でも、具体的な事例が報告されています。「安心して長く働きたい」「確実に配慮を受けたい」と考えるのであれば、障害者雇用枠での就職・転職をオススメします

求人の探し方|ハローワークで探す?求人サイトで探す?

求人の探し方|ハローワークで探す?求人サイトで探す?

障害者雇用の探し方には、様々な手段があります。それぞれのメリット・デメリットを客観的に比較してみましょう。

インターネット検索

インターネット検索

Googleなどで「障害者雇用求人」「障害者枠求人東京」と検索して探す方法です。ただし、検索結果には古い求人や、既に募集を終了している求人が混じることもあります。求人掲載日の確認や公式サイトでの二重チェックが重要です。

ハローワーク(公共職業安定所)

ハローワークはみなさんと企業の仲立ちをし、求職者に職業紹介(あっせん)をおこないます。

まずは専門の窓口(専門援助部門など)で障害者手帳を提示し、障害特性や希望の配慮を伝えることから始めます。登録を済ませれば、家でもサイト上で探すことができ、中には障害者雇用の求人も。また、ハローワーク求人に応募の際はハローワークを通じて応募に進みます。

参考
厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク「求人票(見本)」
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kyuujinnmousikomisyonokakikata.pdf

エージェント

自力で探すのではなく、プロに紹介してもらう方法です。ハローワークでは見つからない「非公開求人」を紹介してもらえるメリットがあります。

  • 向いている人:客観的なアドバイスが欲しい人、非公開の優良求人に出会いたい人
  • 向いていない人:自分のペースだけで進めたい人
 
キャリアアドバイザー
この記事を提供しているDIエージェントは障害者雇用枠に特化したエージェントサービスです。
丁寧なヒアリングののち、みなさんの意志をもとに厳選した優良企業のみをご紹介するので安心してご利用ください。

非公開求人を活用!

エージェントを利用するメリットとして、「非公開求人」が紹介してもらえる可能性が挙げられます。非公開求人はハローワークでも自力でも見つけることはできません。

「非公開求人」とは一般的に「採用をしたい会社から依頼を受けてエージェントのみが求人を保有しており情報が公開されていない・誰もが見ることができない求人」を指します。

「非公開求人」には誰もが見られると応募が殺到してしまうような好条件・好待遇、大手有名企業の求人が多くあります。エージェントから世に出回っていない優良な求人を紹介してもらいましょう。

就労移行支援

就労移行支援に通われている方には、事業所経由でお仕事を紹介してもらえることもあります。

「就職」に特化した支援プログラムを実施しているので、仕事の探し方や求人票の見方も丁寧に教えてくれますよ。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは、それぞれの地域によって提供されているサービスが異なることがあります。ここでは、東京都を例に見ていきましょう。

東京都の地域障害職業センターでは、就職や職場定着、職場復帰を目指す障害者の方に合わせて、職業相談や職業評価を行い、職業リハビリテーション計画を策定しています。

また、就職活動への不安や在職中の悩みに対し、さまざまな支援や個別相談も行い、就職前、就職後に関わらずサポートを受けることができます。

障害者就業・生活支援センター

障害をお持ちの方の就労と安定した日常生活といった、仕事と生活の両面を一体的にサポートする公的機関です。令和7年6月2日時点で全国に339箇所設置されており、社会福祉法人やNPOといった各団体によって運営されています。

東京都板橋区にある「障害者就業・生活支援センターワーキング・トライ」では、就労すること、就労を続けることを希望する方に向けて、福祉・医療・企業などの機関と連携しながら、就労と生活の相談・支援を行っています。

相談機関の使い分け方

複数の支援機関の違いと使い分けを知ることで、転職活動を有利に進められます。ハローワークは幅広い求人閲覧に、エージェントは専門的なマッチングに、就労移行支援はスキル習得から定着までに適しています。

 
キャリアアドバイザー
どの機関を使えばいいか迷ったら、まずは無料相談を活用して、自分に合う雰囲気の場所を見つけるのがオススメです!

求人サイトでの探し方

求人サイトでの探し方

ここでは求人サイト「BABナビ」を例に解説しますが、他の障害者雇用専門サイトでも以下のような基本的な考え方は共通です。

  1. 希望条件で絞る
  2. 新着求人をチェックする
  3. 就職をお急ぎの方は「急募求人」がねらい目

条件で絞る

  • 勤務地・在宅勤務可否を重視する場合
    「在宅可」や「テレワーク実績あり」などの具体的な検索条件を設定しましょう。
  • 勤務時間を重視する場合
    フルタイムが不安な方は、短時間勤務や柔軟な働き方ができるかをチェックしましょう。

他にも、【年収】や「残業なし」「特例子会社」といった【特徴・詳細】【障害別採用実績】などを絞って、希望にあった求人を探してみてください。BABナビの場合、「車いすの使用可能」「産業医の配置あり」といった配慮面からも企業を探せます。

   ▼ここからすぐに求人を探せます!
   求人詳細検索|BABナビ

新着求人をチェックする

新着求人は募集を開始したばかりの求人です。「既にいろいろな求人を見たけれどもピンとくるものがなかった」という方はぜひチェックしてみてください。

急募求人をチェックする

急募求人はその名の通り、「急いで採用をしたい」求人です。

突然退職者が出てしまいその補充をおこなう必要がある・企業規模が急拡大しており多くの採用を必要としているといった背景があります。

求人サイトからの応募の方法

求人サイトからの応募の方法

いよいよ気になる求人が見つかったら、どのように応募するかをみていきましょう。障害者雇用の探し方において、応募の方法は大きくわけて以下の2パターンあります。

直接応募

求人サイトや求人検索エンジンを利用して、自分で直接応募する方法です。サイト上の「応募する」ボタンを押すと企業に連絡がいき、その後はご自身で書類の送付や面接日程の調整をおこなっていきます。自分のペースで進められるのが特徴です。

エージェントやハローワークを介して応募

エージェントやハローワークが保有する求人の場合、専門の相談員に間に入ってもらいながら選考に進みます。たとえば、DIエージェントを通じた応募の場合、応募条件の照合や企業への推薦、さらには面接日程の調整までを専任のアドバイザーが代行します

BABナビの場合、「エージェント求人」と呼ばれ、以下のような流れでおこないます。

【エージェント求人への応募の流れ】
  1. 「BABナビ」から求人に応募する
    応募情報は企業様より委託を受け選考を仲介しているDIエージェント運営事務局が受け付けます。
  2. メールにてご案内
    応募後、DIエージェント運営事務局より順次メールにて以降の流れをご案内します。
    DIエージェントのご利用状況によってご案内が異なりますので、内容をご確認ください。
    ※初めてのご利用の場合、応募書類のご提出やご希望条件の入力等をお願いしております
  3. 採用要件の確認
    企業様より非公開情報としてお預かりしている採用要件とご登録情報との照合を行います。
    (最大2週間程度お時間を頂戴します)
    求人情報に記載の「応募資格」を満たしていたとしても、DIエージェントでは仲介ができない場合もございますので、予めご承知おきください。
    ※求人の詳細や採用要件の照会は対応しかねます
  4. 企業様の選考開始
    お預かりした応募情報をもとに、DIエージェントが企業様へ推薦します。
 
キャリアアドバイザー
直接応募の場合、条件が少しでも合わないと書類選考で落とされてしまうケースも多いです。
「条件には少し届かないけれど、どうしても挑戦したい!」という企業があれば、エージェントにご相談ください。
私たちが企業へ直接交渉することで、選考に進めるチャンスが広がることもありますよ!

【必見!】求人で見るべき10のポイント

【必見!】求人で見るべき10のポイント

企業が「こんな人に応募してほしい」「こんな条件で働いてほしい」という情報をまとめたものが求人票です。ここでは、障害者雇用枠の求人票を見る際に、絶対にチェックしていただきたい10のポイントをまとめました。詳しく見ていきましょう。

  1. 障害別採用実績
  2. 給与
  3. 勤務時間
  4. 休日
  5. 職種・仕事内容
  6. 社会保険
  7. 応募資格
  8. 勤務地・勤務形態(テレワークの状況)
  9. 雇用形態・契約期間
  10. 福利厚生

1. 障害別採用実績

1. 障害別採用実績

企業によっては「身体障害〇名、精神障害〇名」のように採用実績を公開しています。ご自身と同じ障害特性の方の採用実績がある企業は、配慮のノウハウが蓄積されており、働きやすい環境が整っている可能性が高いと推測できます。

 
キャリアアドバイザー
ご自身が初めての障害受け入れとなる時、より丁寧に障害や配慮事項を説明する必要があります。
また、既に採用実績があったとしても人それぞれ状況は異なるので、「自分の場合は~」としっかり説明できるようにしましょう。

2. 給与(昇給・賞与・手当など)

2. 給与(昇給・賞与・手当など)

給与形態(時給・月給・年俸制)や賞与の有無を確認しましょう。障害者雇用枠の場合、まずは短時間勤務や業務を限定した形でスタートすることも多く、一般枠と比べてスタート時の給与が控えめになる傾向があります。昇給可能性の有無をはじめ、「長く安定して働くこと」を優先するのか、「手取り額」を優先するのか、ご自身のライフプランと照らし合わせて考えることが大切です

給与形態(時給/月給/年俸制)

給与形態も様々なので注意をしましょう。

短時間勤務のパート・アルバイトでは時給制としている企業が多いです。また年俸制は1年単位で給料の金額が決められていることで、とくに成果主義の企業で採用されている傾向にあります。

 
キャリアアドバイザー
給料は「スキル・前職の年収を考慮して決定」といった場合もあります。

賞与や諸手当

賞与(ボーナス)の有無は大きく年収に関わってきます。賞与が出るか否かにくわえ、何ヶ月分支給されるのかもよく確認しましょう。

  • 全社員に支給される
  • 雇用形態によって出る(正社員のみ)
  • 企業の業績による
  • 個人の実力、評価によって出たりでなかったりする

3. 勤務時間

3. 勤務時間

「満員電車が苦手」「体力的にフルタイムは不安」という方は、週20時間以上から始められる短時間勤務や、出社時間をずらせる時差出勤制度があるかを確認しましょう。残業の有無(配慮として残業なしにできるか)も重要なチェックポイントです。

  • シフト制
    勤務日や時間帯が固定されておらず、交代制で働く勤務形態
  • フレックスタイム制
    コアタイム(必ず従事すべき時間帯)に働いていれば自身で調整した時間で働ける制度(コアタイムがない場合をフルフレックス制とも呼ぶ。)
  • 時差勤務
    電車の混雑を避けるため、またはライフスタイルに合わせ出勤時間を既定よりも早めたり遅めたりできる制度
  • 裁量労働制
    成果・タスクベースで自分の裁量で自由な時間に働ける制度

残業時間

求人によってはおおよその残業時間が示されている場合があります。ただし部署や繁忙期によって変わる可能性が高いのも事実です。

また障害をオープンにして入社される場合、配慮としてお願いするTOP3に入るのが「残業時間の制限」です。反対に「残業もOKでバリバリ働きたい」という方は、あらかじめ残業にならないようにタスクを配分される可能性があるので、選考時に伝えておくとよいでしょう。

4. 休日・休暇

4. 休日・休暇

年間休日数(120日以上が目安)に加えて、定期通院のための時間休や半休制度が整っているかを確認しましょう。入社後すぐに有給休暇が付与される企業もあります。また、急遽体調が悪くなったなどといった場合はどのように休日を取れるのかも大切なチェックポイントです。

5. 社会保険

5. 社会保険

「社保完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)」の記載があるか確認しましょう。万が一の休職や失業時のセーフティネットになります。

6. 応募資格

6. 応募資格

「必須条件(絶対に満たしてほしい条件)」「歓迎条件(あれば尚良い条件)」を分けて確認します。障害者手帳の所持(または申請中)はもちろん、最終学歴の条件が設けられていることもあります。ご自身の強みとマッチしているか比べてみましょう。

 
キャリアアドバイザー
「条件が一部合致していないけれどもどうしてもこの企業に入りたい!」といったときはエージェントにご相談を!企業へ交渉が可能な場合もあります。

7. 仕事内容

7. 仕事内容

職種・仕事内容も「希望やできることと合致しているか」そして「障害・特性のためにできないことがないか」を確認しましょう

「障害者枠=業務が制限される」とは限りません。近年は、これまでのスキルを活かせるオープンポジションや専門職の求人も増えています。入社後の業務幅の広がりや、将来的なキャリアアップが可能かどうかも見極めましょう。

▼数ある条件のなかでも「仕事内容」にフォーカスし、納得のいく転職を実現した方の事例
公務員から民間企業への転身!「人生の3分の1を捧げたいと思える仕事に出会えた」[転職成功事例Vol.12]

8. 勤務地・勤務形態(テレワークの状況)

8. 勤務地・勤務形態(テレワークの状況)

通勤可能な範囲かどうかに加え、通勤経路のバリアフリー状況も確認します。在宅勤務(テレワーク)を希望する場合は、「フルリモート」なのか「週に数日の出社が必要」なのか、具体的な実施状況を必ずチェックしましょう。

  • フルリモート(完全在宅勤務)
  • 研修時のみ出社あり
  • 週に数日のみ出社あり
  • 原則テレワーク、会議の時など必要に応じて出社の必要あり
  • コロナ禍のみリモートあり、コロナ収束後は出社に切り替え

9. 雇用形態・契約期間

9. 雇用形態・契約期間

最初は契約社員や嘱託社員からスタートし、業務の習熟度や体調の安定を見て正社員へ登用されるケースが多くあります。「正社員登用制度あり」「登用実績〇名」といった記載があるか確認しましょう。

  • 正社員
  • 契約社員
  • パート・アルバイト
  • 嘱託社員

10. 福利厚生

10. 福利厚生

一般的な福利厚生に加え、産業医の面談制度や、支援機関との連携体制など、障害をお持ちの方が安心して働ける社内サポートが整っているかを確認しましょう。

 
キャリアアドバイザー
「求人票のこの書き方って、実際はどういう意味?」と迷うことも多いですよね。
実際の残業時間や職場の雰囲気など、求人票だけでは見えない『リアル』な情報は、エージェント経由なら面接前に企業へ直接確認することができますよ!

一般枠と障害者枠を選ぶときの考え方

一般枠と障害者枠を選ぶときの考え方

キャリア重視で考えるときのポイント

「これまでの専門スキルを活かしたい」「最初から高い年収を目指したい」という方は、一般枠での就業や、障害者雇用枠の中でも専門職に絞ったお仕事探しが必要です。

働きやすさ・配慮重視で考えるときのポイント

「まずは体調を安定させたい」「通院や服薬への配慮が絶対に必要」という方は、障害者枠での就業が圧倒的に安心です。とくに障害者枠では、必要な配慮を事前にすり合わせできるため、無理なく安心して働き続けることができます。無理なく働きながら、徐々にステップアップを目指すことも可能です。

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自分に合った企業で働きたい?見極め力が大事

自分に合った企業で働きたい?見極め力が大事

障害を抱えながら働く上で最も大切なのは、障害特性に合った業務に就き、理解と配慮のある環境を選ぶことです。

ご自身に合う求人を見極めるには、求人票の条件だけでなく、「その企業の社風」や「これまでの障害者雇用の実績」など、表面的な情報だけでは分からない部分を知る必要があります

DIエージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングし、あなたらしさを活かせる働き方をご提案します。

  • 「今の自分に無理のない働き方をしたい」
  • 「長く安心して働ける、配慮のある環境を見つけたい」

ご自身の特性に合った仕事の探し方が分からない方は、ぜひ一度DIエージェントにご相談ください。

監修:東郷 佑紀
大学卒業後、日系コンサルティングファームに入社。その後(株)D&Iに転職して以来約10年間、障害者雇用コンサルタント、キャリアアドバイザーを歴任し、 障害・年齢を問わず約3000名の就職支援を担当。